小さな家での贅沢な暮らし — アンティークハウスペルラ コンテンツにスキップ
小さな家での贅沢な暮らし
こんにちは。
福岡県糸島市のアンティークショップ
アンティークハウスぺルラ
店長の畑です。


”日本の家はウサギ小屋”
こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。

外国人が日本の狭い家を揶揄するような時に
用いられるフレーズ。

でもこう言われるようになったのは少し
誤解があったりなんかします。

というのも元々この言葉は、
1979年、ヨーロッパ連合(EU)の前進である
ヨーロッパ共同体(EC)の
非公式報告書に登場したフレーズです。

その中でフランス語で書かれた言葉
「cage a lapins」を
「集合住宅」という意味ではなく、
「ウサギ小屋」と直訳してしまった事が
原因だったのだとか。

この「cage a lapins」では本来、
”日本の住宅はウサギ小屋のように狭い”
という意味ではなく、
”日本には集合住宅が多い”
というのを意図していたそうです。

そんな事から定着?したこのフレーズですが、
意外と狭くないのが日本の住宅。

1戸当たりの平均床面積の統計でみると
世界で第5位くらいに位置するようです。
(2006年17ヶ国のデータより)

このランキングを見てみるとイギリスは第8位。
日本よりも下なんですね。

イギリスの住宅というと
お城のように広い住宅を想像される方も多く
多くの方にとって意外なデータと言えますね。


こういった事からイギリス人は
スペースを有効利用する術に長けていて
家具にもそういった工夫のあるものが多く存在します。

伸縮式のテーブルや
ベンチやセンターテーブルとして
使える箱型のコファ、
ライティングビューローなんかが代表的です。

ペンブロークテーブルtb2043
ペンブロークテーブルtb2043

ブランケットボックスcb2039
ブランケットボックスcb2039


ライティングビューローdk2007
ライティングビューローdk2007


イギリスアンティーク家具界隈ではポピュラーな
多用途で使える家具たち。

一つ取り入れるとその実用性の高さに
驚くものばかりです。


多用途家具の他にもスペースを有効活用するのに
意識したいのがデッドスペース。
とりわけ部屋の隅ですね。

ここも見逃さないイギリス人。
100年以上も昔からコーナー用の美しい家具を
作っています。

コーナーキャビネットcb2085
コーナーキャビネットcb2085


コーナーキャビネットcb2048
コーナーキャビネットcb2048


エドワーディアンコーナーキャビネットcb2072
エドワーディアンコーナーキャビネットcb2072



家って広ければそれだけで良い
ってものでもないと思います。

もちろん広ければ好きな家具や家電を
たくさん置けるのでそれは嬉しい事でもありますが。

何を重要視するかは人それぞれ。

私だったら家の立地、部屋のレイアウト、
部屋からの眺望などを優先します。


自分が住む家。

誰かの価値観に合わせることなく
自分に合った家選びをしたいものです。


今の家をすごく気に行っているけど
家具を置くスペースが…


そんな方は今回ご紹介したような
スペースを有効活用できる家具を取り入れて
”小さな家での贅沢な暮らし”
を実現してみてはいかがでしょうか?



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