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ロッキングチェアの歴史

ロッキングチェアとは?

みなさんはロッキングチェアに座ったことがありますか?
ロッキングチェアとは、足の部分に曲線状の板が左右についている椅子のことで、座ると前後に揺れる造りになっています。
多くの人はロッキングチェアというと、田舎の屋敷に住まう老人がゆったりと過ごしているシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。

ロッキングチェアは、まだ現代のようにテクノロジーが発達していなかった時代、人々のシンプルで悠然とした生活に寄り添っていた椅子であると言えます。
そのためか、ロッキングチェアは私たちに優雅な気持ちを味合わせてくれる家具の一つです。
今回はそんな不思議な魅力を持つロッキングチェアの歴史についてご紹介していきたいと思います。

ロッキングチェアの歴史?

病院での利用が始まり

ロッキングチェアの歴史と言っても、その始まりは定かではありません。
1725年に初めてイギリスとアメリカで登場しました。
(アメリカの政治家・物理学者ベンジャミン・フランクリンの発明であるという説もありましたが、現在ではおおよそ否定的な見解が主流となっています。)

ロッキングチェアの着想は、ヨーロッパで16世紀ごろに登場した「揺りかご」や18世紀ごろの「ロッキングホース(揺り木馬)」から得たと考えられています。
「ロッキングチェア(Rocking Chair)」という言葉が初めてオックスフォード英語辞典に掲載されたのは、1787年のことです。

元々は病院施設の備品として用いられていました。
高齢患者や、妊娠中の女性とって、ロッキングチェアは痛みを緩和する効果があったためです。
その後ロッキングチェアが民間に浸透し広く知られるようになるまでは、少し時間がかかりました。

日常使いの椅子へ

その後ロッキングチェアは庭などの屋外で使う椅子とし当時イギリスの植民地だった北アメリカやイギリスを中心に広まっていきました。
それまで医療目的で使用されていたロッキングチェアの日用化に尽力したのは18世紀後半にイギリス・リヴァプールからアメリカに向かった「シェーカー教徒」と言われる宗教教団でした。

シェーカー教団の思想は「美は有用性に宿る」「調和には大きな美が宿る」などの言葉からもわかるように、無駄を省いたシンプルな暮らしを大切にするものでした。
その思想は現代のミニマリト(少ないもので丁寧な生活を目指す人)にも通じます。
そして彼らは生活に必要な家具などを手作りするという活動も行っていました。
それまで病院向けだったロッキングチェアのデザインを、彼らがシンプルで機能的なものへ変えたことが、ロッキングチェアの民間利用を促しました。

様々な種類

数十年の歴史の中で、ロッキングチェアにはたくさんの種類が誕生しました。
1780年から1820年にかけては、イギリスのウィンザー城の近くで生産された「ウィンザー・チェア」という種類が流行しました。
「ウィンザー・チェア」の特徴は、鳥かごのような柵状の背もたれ、狭くカーブしたひじ掛け、平らな座席部分などが挙げまれます。

その後、「ボストン・ロッカー」と呼ばれる、高い背もたれの上部分が装飾され、ひじ掛けと座席が前方に向かって湾曲したタイプが登場します。
そのほかにはシェーカー様式の椅子のことを指して「スラット・バック・チェア」と呼ぶことがあります。
「スラット・バック・チェア」の機能性を重視する落ち着いたデザインは、シェーカー教徒の理念であるシンプルな生活を体現するものとなっています。

魅力あふれるロッキングチェア

日本ではなかなか出会うことのないロッキングチェアですが、その起源は病人をリラックスさせるためや、シンプルで丁寧な生活を送るための椅子でした。
スマホやテレビから離れて、静かに物思いに耽る…
そんな穏やかな時間を過ごしたい人にとって、ロッキングチェアは最適な椅子と言えます。
魅力あふれるロッキングチェアに揺られて自分だけの有意義な時間を楽しんでみてはいかがですか。