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チューダー様式 デザイン5種類

アンティーク家具のチューダー様式とは?

チューダー様式とは16世紀ごろにイングランドで成立した芸術様式のことです。
この表現は主に建築と家具などの装飾に用いられます。
後期ゴシックからルネサンス様式への過渡期にあたり、特に建築においては垂直的なデザインが用いられています。

チューダー様式の家具はほぼすべてが木製でできており、「ゴシック様式」や王家の家紋である「チューダー・ローズ」などの装飾を浮き彫りで施してあるのが特徴です。
この記事では、そんなチューダー様式の彫刻のデザインによく見られる5つのモチーフについてご紹介します。

チューダー様式のデザイン

円頭アーチ

円頭アーチとは、古代ローマ時代に初めて広まった建築様式で、天井部分が円形になっていることが特徴です。
なぜ家具の彫刻の話で建築様式の話が出てくるかというと、チューダー様式では建築のデザインを彫る文化があったためです。
円頭アーチ、半円形アーチ、扇形パターンなどが用いられました。

特にこれらの建築様式は、古代から残る重要な建築に用いられていたため、美しいだけでなく「権威を表すもの」として認識されていたとも考えられます。

ポンテッド・アーチ(尖頭アーチ)

ポインテッド・アーチ(Pointed arch)とは、日本語で尖頭アーチとも呼ばれる建築様式の一つです。
古代ローマでは柱の上に半円型のアーチを載せることで屋根を築きましたが、ゴシック様式では半円でなく一番高い部分が尖った形状のものが主流となりました。

そうすることによって、横方向にかかる重量が減り、より壁の薄い建築が可能になったのです。
この上部が尖頭アーチになった教会建築のデザインを基調とし、その他の装飾を加えていったのが、チューダー様式における「ポインテッド・アーチ」です。

リネン・フォールド

リネン・フォールド(Linen fold)とは、リネン(麻)を折りたたんだパターンで作られたデザインのことです。
中世に毛織物で栄えたフランドル地方(現代のオランダ南部からフランス北部にかけての地域)で生まれ、北ヨーロッパを中心に広まりました。
当時はlignum undulatum (ラテン語で「波打つ木」)と呼ばれていました。
複雑な彫刻技術を必要としないこのデザインは、平面的なものをシンプルに装飾するための技術として発展していきました。

チューダー・ローズ

チューダー・ローズ(Tudor Rose)は、チューダー朝の家紋であるバラをモチーフにしたデザインのことで、ランカスター家とヨーク家という二つの貴族の家紋を掛け合わせて作られたものです。
15世紀に起きたバラ戦争と呼ばれる勢力闘争ののち、両家の婚姻関係によって戦争が終了したという歴史背景からこのバラのデザインが生まれました。

植物モチーフ

チューダー様式のデザインに取り入れられていた植物はチューダー・ローズだけではありません。
アカンサス(Acanthus)とは、ハアザミという植物の一種で、古代から建築の装飾として取り入れられていたデザインです。

古代ギリシアではコリント式柱頭という柱のオーダーとして多く用いられました。
また、カルトゥーシュ(cartouche)と呼ばれる花枠(古代エジプトの象形文字で国王や神の名を囲む楕円形の枠)や、ギローシュ(Guilloche)と呼ばれる輪つなぎ飾りなども彫刻されました。

また、カーネーションやバラなどの植物のモチーフとともにライオンの頭など、動物が彫られることもありました。

親しみやすいシンプルなチューダー様式のデザイン

今回は英国チューダー様式の家具に用いられる5つのデザインについてご紹介しました。
繊細な彫刻でありながら、植物や布など親しみやすいモチーフが多用されるチューダー様式。高級感がありながらほっと心が落ち着くような、不思議な魅力を備えています。ぜひお気に入りのデザインを見つけてみてくだいね。