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イギリス・チッペンデール様式の歴史について

みなさんは「チッペンデール様式」という言葉をご存じですか?チッペンデールとはトーマス・チッペンデールThomas Chippendale (1718年6月5日 ? 1779年11月13日)の名前から付けられた、主にイギリスを中心とした家具などの芸術様式のことを指します。
聞いたことはあるけど、内容までは詳しくわからない・・・

そんな方のために、この記事では、チッペンデール様式についてご紹介していきたいと思います。

トーマス・チッペンデールについて

トーマス・チッペンデールは1718年にイギリスのウェスト・ヨークシャーに生まれの家具デザイナーです。
本格的な家具製作や上流階級の人々のために室内のデザイン、装飾、施工などを行っていました。
彼の名前を一躍有名にしたのは1754年に出版された「紳士と家具師のための指針」でした。

この本に記された家具の寸法に則って多くの家具が作られたことから、彼のこの著書が英国貴族の家具に与えた影響は非常に大きいものでした。
チッペンデールの功績は「紳士と家具師のための指針」のみならず、当時流行し始めていたシノワズリ(フランス語で中国趣味)と、当時のヨーロッパ主流の芸術様式であったロココ様式の調和的デザインの構築に貢献したことでも知られています。

チッペンデール様式アンティーク家具の歴史

概要

チッペンデール様式は18世紀頃に流行し、前時代にイギリスで流行したクイーン・アン様式、フランス・ロココ様式、中世のゴシック様式、新古典主義など、それぞれの影響を受けている点にあります。
その一方で、実用的で比較的シンプルな特徴をもっており、生活に馴染みやすい、芸術性と使いやすさを兼ね備えたデザインが生み出されました。
フランス・ロココ同様、猫足型の脚が多く用いられ、優美さを兼ね備えている一方、サパーテーブルと呼ばれる機能的な家具も生み出されるなど、家具の一般普及課の過渡期とも言える様式と言えます。

サパーテーブルとは、テーブルの板部分が変形できるようになっており、使用しないときには垂直に立てて置くことができるテーブルのことです。
高級なマホガニー材を使用したことで、細かい彫刻が可能になり繊細で華奢なデザインが多く見られました。
また、マホガニー材は軽くて丈夫な上、長持ちするという特性も持っていました。

成立

一般的に、装飾に偏重していたフランス・ロココ様式に対して、イギリスでは18世紀初頭にはすでに装飾と機能性を両立させるデザインの模索が始まっていました。
チッペンデール様式にも大きな影響を与えたクイーン・アン様式は、まさにその先駆けと言える芸術様式でした。
実用化が進んだ背景には、徐々に進んでいた家具の大量生産化がありました。
それまでは一部の限られた特権階級の所有する装飾品としての役割を担い、ほとんどの場合「使いやすさ」を犠牲にしてきていた家具の立ち位置が、少しずつ変わっていきました。

特に「椅子」のデザインの多様化におけるチッペンデールの功績は大きく、広い世代にも浸透するような座り心地を考慮した椅子のデザインが多く考案されました。

普及

チッペンデール様式の代表例として挙げられる椅子を四種類に分類すると、「クイーン・アン風」「ゴシック・リヴァイバル風」「フランス・ロココ風」「シノワズリ風」となります。
「クイーン・アン風」は、猫足型の脚や、ボールアンドクロウと呼ばれる、鳥の脚が珠玉を掴んでいるデザインの脚が特徴です。
背もたれ部分は、縦型のスプラットで中央の板部分が広めになっています。

「ゴシック・リヴァイバル風」では、脚部分の装飾は控えめで垂直になっており、背もたれ部分にゴシックの建築様式を模倣したデザインが組み込まれています。
「フランス・ロココ風」では、背もたれ部分にリボンが編まれたような繊細な彫刻がされているのが特徴です。
「シノワズリ風」は、全体的に直線的な構造で、背もたれ部分には竹をイメージしたようなデザインが用いられています。

美しいのに使いやすい、チッペンデール様式アンティークの魅力

いかがでしたか?
チッペンデール様式は家具が一般民衆に浸透した時代に生まれた芸術様式であり、実用的な上に日常生活に馴染みやすいという特徴を持っています。
さりげないアンティークでお部屋をおしゃれにしたい方は、まずはチッペンデール様式の椅子を取り入れてみてはいかがでしょうか。