本場ヨーロッパより直接買い付けした福岡のイギリスアンティーク家具専門店Perla
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ロココ様式について

みなさんは「ロココ様式」をご存じですか?
アンティークについての情報を探していると、よく「ロココ様式」という言葉を目にします。
ロココ様式は、きめ細やかで繊細な装飾であると同時に、少しずつ家具としての機能性や使い心地を追及され始めた芸術様式でもあるのです。

今回の記事では、アンティーク家具におけるロココ様式について詳しくご紹介していきたいと思います。

ロココ様式とバロック様式について

ロココ様式とは、18世紀ころから流行したヨーロッパの芸術様式の一つです。
ただしロココ様式は、前時代に流行したバロック様式と立体的な装飾が細部にわたって行われている点からも共通点が多く、時に両者の明確な区分が難しい場合もあります。
大まかな区分基準としては、バロック様式が「男性的」「ダイナミック」「荘厳」「ドラマチック」などの言葉で形容されるのに対し、ロココ様式には「女性的」「繊細」「優美」などの表現がなされます。
緊張感や躍動感を重視したバロック様式に比べ、ロココ様式は明るく爽やかな色調・形状が多用されているのが特徴であると言えます。

ロココ様式アンティーク家具の歴史

概要

ロココ様式の特徴は、繊細で優美な装飾にあります。
特に、デザインの全体から直線を排除することで、見る人に対して全体的に軽快な印象を与える効果があります。
ロココ様式では、バロック時代には劇的な効果をもたらすために多用された印影や強い色調は抑えられ、白を基調とした優しい色使いが中心となりました。

家具においても、白地にパステル色系の淡い色使いが多用されました。
この色調の効果で、細部にわたって施された細やかな装飾も、軽やかで親しみやすく感じられます。
ロココ様式の家具における装飾のフォルムは、バロック時代に比べて浅めであり、陶磁器や金物との組み合わせが多く見られます。

また、「カブリオール(猫足)」と呼ばれる曲線の脚を備えていることも特徴として挙げられます。
モチーフとしては、アカンサスなどの植物、貝殻(「ロココ」の由来でもある)、婦人像などが頻繁に取り上げられました。

成立

ロココ様式の成立過程はバロック様式からの派生という見解が最も自然であると言えます。
フランスでは18世中頃から、貴族の婦人を中心とした華やかな社交界が形成されるようになり、中でも芸術活動の場として花開いたサロン文化は、ロココ文化の流布と流行に大きく貢献しました。

女性中心のサロン文化を基盤として流行したこともあり、バロック様式に比べて女性的な柔和な装飾が好まれ、感覚的で華麗な芸術としてロココ様式が確立されていきました。
特にこのころフランスで流行した様式を「ルイ15世様式(フランス・ロココ)」と呼びます。

普及

それまでのヨーロッパにおける芸術様式の普及は、教会を中心とした建築様式の発展から、応用的に工芸や家具への普及が進むケースがほとんどでした。
しかし、ロココ様式はその芽出を宮廷のサロン文化に持ち、世俗権力者による家具・宮廷装飾などから芸術様式が確立され、建築分野へ波及した珍しい例であると言えます。

また、この頃のヨーロッパでは、東洋の芸術に対する憧れが強く芸術に現れるようになりました。
特に、長らく左右対称、均衡などを重視し、権威的な芸術に比重を置いてきた西洋世界にとって、東洋の芸術のもつ繊細さ、非対称性は新しく、魅惑的なものに映っていました。
それらの芸術様式は総称して「シノワズリ(フランス語で中国趣味を指す言葉)」と呼ばれました。

シノワズリは、ロココ様式の持っていた曲線を多用する非対称で自由な構図と相性が良く、特に宮廷家具や調度品の多くには、「ロココ=シノワズリ」と言われる、ロココ様式とシノワズリの融合が散見されます。

優雅で繊細なロココ様式アンティーク家具の魅力

いかがでしたか?ロココ様式は他の芸術様式と異なる成立過程をたどってきたという特徴があります。
女性中心のサロン文化から生まれた芸術様式だからこそ、見ているだけで心が軽やかになる優美なものが多いのですね。
近くにあると心が華やぐ、そんなロココ様式の家具のある優雅な毎日を過ごされてみてはいかがでしょうか。