本場ヨーロッパより直接買い付けした福岡のイギリスアンティーク家具専門店Perla
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18世紀のイギリス家具の特徴

十八世紀後半のイギリス家具はマホガニー材でオールドフレンチ趣味に作られ、装飾の少ないものが多くありました。
装飾といえば箔下地の上に金メッキをしたもので、たとえば、あらかじめどうさを塗った上に金箔を張るとか、効果的に白かパステルカラーで色を塗った上に金箔を張る方法でした。

松科の木はマホガニー材より箔下地や塗装に適しており、また価格も格安でした。
しかし古典趣味の家具を作るには向きませんでした。

外国材の化粧板にはアントニオ・ズッキイ、アンジェリカ・カウフマン、ミケランジェロ・ ペルゴレシなどの芸術家が神話や古典的な場面を描いて値打ちを高めました。
そしてこれら外国材で作った優れた木象嵌は広く用いられるようになりました。

1780年から1800年くらいまでの2大人気の材木はサテンウッドとローズウッドでしたが、その他多くの種類の材木が使われました。

英国 アンティーク家具

サテンウッドは当時最高級の家具に用いられたが、これは西インド諸島産のものでした。
色は黄金色で木目がまっすぐで硬いものもあり、この種のものはほとんどプエルトリコからの輸入です。

また東インド諸島から輸入したサテンウッドもあったが、これは色が薄くレモン色で、細かい縞(しま)があり、西インド産に見られるように変化に富んだ深みのあるものではなかったため19世紀の初頭まで家具の材料としてはあまり使われなかったのです。

しかし後に構造材として使用されるようになりました。

歴史に名を残す名工たち

アダム、ロバート Robert Adam(1728〜1792)

スコットランドの出身。アダム兄弟の次男。
イタリアやバルカンの遺跡を探索し、研究し、古典主義のネオ・クラシシズムを提唱します。

古代ギリシャ・ローマの古典意匠を随所にとりいれて、家具、調度、室内装飾、建築にいたるまで手がけます。
サイアン・ハウス、オスタリー・パーク、ケンウッド・ハウスなど枚挙に暇がありません。

ギッブズ、ジェームズJames Gibbs(1683-1754)

バロック期の建築家。
イタリアで1707年〜1709年にかけ、バロック建築の研究に励み、帰国後、当時はやり始めたのです。

パラディ音様式をも取り入れた建物を、数多く建てる。
セント・マーティン・イン・ザ・フィールド聖堂をはじめ数多くの教会を含む公共の建物のほか、貴族階層のマナハウスなども手がける。

ケント、ウィリアムWilliam Kent(1684-1748)

建築家、画家、家具デザイナー、庭園設計家など多彩な顔をのぞかせる。
ジョーンズの後継者としてジョーンズ紹介の書籍を発行。

チズウィック・ハウス、ホルカム・ホールなどは、建築とともに、家具インテリアのすべてを設計製作します。

シェラトン・トーマスThomas Sheraton(1751-1806)

家具デザイナー。
チッペンデール、ヘッペルホワイトの多大な感化、影響を受ける作風を作り上げる。

優雅さをデザインの核とした。後年、フランスのアンピール様式の装飾意匠なども取り入れました。

ジョーンズ、イニゴInigo Jones(1572-1653)

16〜17世紀、英国で流行の仮面劇の舞台設計、演出家、画家。
パラディオン様式の建築を、英国で最初に手がけた、建築家。

クィーンズ・ハウス、バンケティング・ホール、グリニッジ宮殿など、宮廷関連の作品を多く残しました。

スミス、ジョージGeorge Smith(1786-1826)

家具製作、家具デザイナー。
ホープと親交が深く、共同の作品なども発表します。

フランスの装飾意匠に強い興味を持ち、ブール象嵌やエジプト様式などを多様に駆使し、ホープのデザインをさらに簡便,平易にキャビネットメーカーが用いることが出来るように工夫しました。

ソーン、サー・ジョンSir John Soane(1753-1837)

建築家。
修業時代をホランドのもとですごし、新古典主義を機能的に幾何学的に探求し、ジョージ3世の海外留学正に選ばれ、古典ギリシャ建築をイタリア・ローマで研鑽、現代に通ずる機能的な構造、デザインを個性豊かに作り上げたとされる。

サー・ジョン・ソーン博物館が、ロンドンにあります。

ヅッキ、アントニオ・ピエトロAntonio Pietro Zucchi(1726-1795)

ベネチアの出身。
アダムのデザインに基づく家具や室内装飾のため、パネル装飾板などで家具を仕上げ、スタッコでの漆喰装飾、メダリオンの天井意匠を用いて、数多くのマナハウスの室内装飾を手がけました。

チェンバー、サー・ウィリアムSir William Chambers(1726-1796)

パラディオン様式の継承者。建築家。
サマーセット・ハウス、キューガーデンのパゴタなどを代表作に上げることができる。
ジョージ3世の建築総監督官を勤める。

チッペンデール、トーマスThomas?Chippendale(1718-1779)

キャビネットメーカーとして、ジョージアン様式の家具を下敷きに、独自のデザイン とともに登場する。
その後、次々とクィーン・アン、シノワズリー、ロココなど多様な様式を駆使して、あらゆる家具調度、椅子、寝台、テーブル、鏡にいたるまで手がける。

パラディオ、アンドレアAndrea Palladio(1528-1580)

イタリアの建築家。
古代ローマの建築オーダーの比例配分を発見する。

著書『建築四書』は、後世に大きな影響をもたらす。
イタリア・ルネサンス期の建物も多く手がけました。

ヘッペルホワイト、ジョージGeorge Hepplewhite (?-1786)

古典様式の家具から出発し、チッペンデールの作風を踏襲しつつ、独自の繊細なデザイン、優雅なつくり、上品な輪郭を家具に与え、特に、独特の各種多様なチェアバックを持つ椅子は、おおくの評判を獲得。
また、象嵌細工の上品なできばえの家具類は、一世を風靡しました。

ホープ、トーマスThomas Hope(1770-1831)

アムステルダム生まれ。
1795年に英国にわたる。
アンピール様式の導入に関わった家具デザイナー。

意図的に、絢爛さをモチーフとしていた擬古典主義に、エジプト様式を柔らかく優美に意匠するデザインの方向を説く。
図版に残るロンドンのホープの家は、その好例とされます。

ホランド、ヘンリーHenry Holland(1740-1806)

盛期のアダムに続く建築装飾家として登場。
アダムを意識し、装飾表現の簡素化を意図。

装飾のモチーフなどに、ネオ・クラシシズムの源、古代ギリシャ.ローマの意匠を付け加え、古代エジプトの意匠様式を取り入れる。
ドーヴァー.ハウスには、洗練された、緻密なバランス比のポルティコなどを見ることが出来ます。

レン、サー・クリストファーSir Christpher Wren(1632-1723)

1666年ロンドン大火後の、復興のシンボル、セント.ポール大聖堂の建築や、市内50余りの教会建築を含み、ロンドンの都市復興計画にかかわりました。

グリニッジ・ホスピタル、ハンプトン・コートなど、数多くの作品を残す。
1669〜1718年まで、王室建築総監督官の地位にあったといいます。

初期のジョージアン

18世紀のはじめまでにイギリスで使われた家具は主として3つの種類に分けられます。
まず最初の一つは王室や貴族のために指定家具職人が最新のデザインを取り入れて作った最高級品で新様式または新しい装飾用モチーフの導入もこの部類に入ります。

2番目は中産階級の裕福な地主や商人のために、ロンドンや国内のほかの大都市で製作された家具です。
これは作られた数が少ないので、新様式の導入といった点に関してははっきりとわかっていないが、その後の急速な広がりを見せる家具産業の土台を作ったのです。

今日いわゆるアンティーク家具とされるものの大半がこれにあたります。

3番目はカントリーファニチャー、あるいはコテージファニチャーといわれるもので、広大な土地に小作人用に建てた田舎家や小屋で使うために、地主のお抱え指物師が作った家具か、あるいは田舎の人が使うために村の大工が作った家具です。

1720年までに家具製造業は指物師、挽物師、彫刻師、金箔塗師、時計、気圧計製造者、鏡製造者、金細工師、椅子張職人などを使う複合産業となったようです。

ロンドンをはじめとして主な都市では、これらそれぞれの職種で専門化し、家具製造業が拡大するにつれてますます進んでいきました。
1720年から30年の10年間はイギリス家具のデザインおよび材料に重要な変化が見られたが、デザインと材料の両方の変化が重なった期間は1715年から1745年の間であったようです。

1660年の王政復古からアン女王の後期までのデザインや装飾、製造方法の変化は非常に早く、一つの様式が他のものを追い出し、すぐに中級クラスの家具にまで影響を与えたようです。