本場ヨーロッパより直接買い付けした福岡のイギリスアンティーク家具専門店Perla
ホーム
0
カテゴリー
コンテンツ
カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
コンテンツ
  • ホーム
  • アンティークステンドグラスの歴史について

アンティークステンドグラスの歴史について

ヨーロッパの大聖堂や教会に行くと必ず見ることのできるステンドグラス。
窓や天井にびっしりと貼られたガラスは外部の光によって鮮やかに映り、古い時代からの技術の高さに驚きます。
装飾のきらびやかさや神秘的な雰囲気に魅了せずには入られません。

ガラスの誕生は紀元前数千年も古くにさかのぼりますが、ステンドグラスが見られるようになったのは9世紀ごろの教会です。
文字の読めない人でもわかるようにとキリストの教えを絵に表し、宗教的な意味合いで使用されていました。

12世紀ごろになるとゴシック建築に伴い、大型化された建物や大聖堂が作られるようになり、それに合わせてステンドグラスの技術も大きく発展します。
壁面よりも柱が多いのが特徴の一つで、柱と柱の間に大きなステンドグラスがたくさんはめ込まれました。

14世紀になると、シルバーステインという、銀を使った絵付けの技法、15世紀には透明のガラスの表面に濃い色のガラスを薄く被せる被せガラス(2層ガラスともいう)などの技法が生まれ、複雑な曲線や細かい装飾の付いた絵柄が可能になりました。

その後、ルネサンス、写実主義、宗教改革、様々な影響が重なりステンドグラスの芸術は衰退しますが、19世紀に入り、また人気を集めるようになります。
その理由の一つに、原材料のガラスの質が改良されエナメル塗料を大量に使用しなくて良くなったことが挙げられます。

また、当時はイギリス産業革命による影響で安価で粗雑な大量生産品が世に出回っていたのですが、中世の手仕事に回帰し、生活と芸術を統一させようという傾向が表れ始めました(アーツ・アンド・クラフト運動という)。

特にウィリアム・モリスはモリス商会を設立し、ステンドグラスをインテリア製品として製作、ステンドグラスの特質と透明性を回復させました。
そして19世紀末になるとあの宝石で有名なティファニーの二代目、ルイス・コンフォート・ティファニーが現れ、ガラス芸術家としての輝かしい功績を残します。

独自のティファニーテクニックと呼ばれる、彫刻のような立体造形でのガラス表現を可能にしたことや、「オパールセントグラス」という不透明のガラスを創り出します。
また、ティファニーは大きなステンドグラスを制作する際に余ったガラス(カレット)をランプシェードの細かい模様などに有効利用しました。
その繊細なデザインとハイクオリティーの数々の作品は「ティファニーランプ」と呼ばれ、今でも愛され続けています。

ステンドグラスが個人の住宅や建築物に登場するのは1900年ごろからで、階段の吹き抜けやドーム、天井などにインテリアとして飾られるようになりました。

また、そのころの有名な画家らが、各自の芸術作品として宗教的な意味合いを持たず、教会などの窓を創作していきます。
アンリ・マティス作のロザリオ礼拝堂(フランス)はブルーと白を基調とした花のモチーフ、アルフォンス・ミュシャ作の聖ヴィート大聖堂(チェコ)彼のオリジナルさそのまま表現されています。

また、設計コンペによって選ばれたアイアーマンによるカイザー・ヴェイルヘルム記念教会(ドイツ)は現代建築による新教会堂で、20世紀の鉄骨コンクリートをベースにした建築にあったステンドグラスはエキサイティングで非凡な美しさを感じられます。

アンティークステンドグラスの歴史

ステンドグラスは建築に付随した芸術作品です、今日は家庭用のちょっとした窓やランプなど、プライベート空間で身近に楽しめるようになりました。
現在アンティークショップで見つけられる「ステンドガラス窓」はイギリスの住宅で使用されていたものが多く、日本の住宅にもマッチしやすく人気があります。
花柄、幾何学模様、その他いろいろ・・・窓として使用したりインテリアとして飾るなどアレンジを楽しめそうですね。

フランスアンティークについては『ディレクトワールとナポレオン1世様式の時代について』をご覧下さい。