本場ヨーロッパより直接買い付けした福岡のイギリスアンティーク家具専門店Perla
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西洋における銀製品の歩み

西洋のアンティーク食器といえば、銀製品です。
現在でもファンの多い銀食器ですが、その歴史は想像以上に深いものです。
イギリスで有名なアフタヌーンティーにも古くから使用されている、銀食器やカトラリーの歴史について詳しくご紹介いたします。

銀製品の歴史

銀製品の歴史は古く、紀元前200年の古代ローマですでに高価な銀製品が使われていました。
もちろん高価なものなので、使用できるのは上流階級の一握りの人たちのみです。
ここまで古い時代から銀を加工する技術があったことに驚く人も多いのではないでしょうか。

しかしローマ帝国が衰退するとともに、銀食器も徐々に姿を消すようになります。
時を経てイタリア・ルネサンスが栄えた15世紀ころになると、再びイタリアやフランスでより向上した技術力とデザインによる銀食器やカトラリーが、貴族階級の人々の食卓に並ぶようになりました。

フランスといえば芸術的な料理で有名ですが、パティシエがつくる芸術的なお菓子にはそれぞれオリジナルの銀食器がつくられたというから驚きです。
その後銀食器をつくる銀職人たちは、17世紀後半に宗教政策などの理由でイギリスへ渡ることになります。

これによりイギリスの文化ともミックスされ、現在日本でもアンティーク銀食器として人気の高いロココ様式の美しい銀食器が続々とつくられることになりました。
それまでの銀食器は上流階級の人々だけのものでしたが、この頃には一般的な家庭の食卓にも並ぶになりました。

現在アンティーク銀食器として人気を集めている食器の多くは、この時代の「ヴィクトリアン様式」と呼ばれる美しいデザインのものとなっています。

アンティークシルバー西洋における銀製品の歩み

カトラリーの歴史

カトラリーとは、食事に使うナイフやスプーン、フォークなどの総称のことをいいます。
19世紀頃になると西洋でカトラリーセット(ナイフ・スプーン・フォーク)として使用されるようになりましたが、それまでにはそれぞれに深い歴史がありました。

ナイフの歴史

中世ヨーロッパにて、食事用のカトラリーとして最初に登場したのがナイフでした。
当時のナイフといえば先が尖った形状のものが多く、その尖った部分で食後に歯の掃除をする人が後を絶たなかったといいます。

そんな状況を改善しようと、ルイ13世の宰相リシュリューがナイフの先を丸い形状にするよう命じ、1669年には先の尖った古いタイプのナイフを製造・販売することを禁止する法令を出すことになりました。
こういった歴史もあり、1770年代にフォークが開発されるまで、西洋ではナイフを使いながら手で直接食事をすることが一般的となっていました。

スプーンの歴史

スプーンは世界各地で古くから使用されていました。
最初は食事に使用する道具として使われていたわけではなく、薬品の調合や化粧、調理などに使われていたようです。

14世紀頃になってようやくスプーンを食事に使用するようになったようですが、当時はまだまだ貴重なものだったこともあり、上流階級の一握りの人にしか使用することはできなかったようです。
17〜18世紀頃になってようやく一般的な家庭でもスプーンを食事で使用するようになり、日本でもスプーンの存在が多くの人たちに知られることになりました。

フォークの歴史

フォークという言葉はラテン語で熊手を意味する「forca」からきているといわれ、最初は農具や武器としての使用でした。
最初につくられたフォークは歯が2本しかなく、しかもその歯が直線形状だったため食べ物に刺すことはできても、口に運ぶには一苦労するような道具だったといいます。

イタリアでは16世紀になってフォークが一般的に使用されるようになりましたが、イギリスでは18世紀になるまで使用されなかったようで、同じ西洋でも国によってフォークを使い始める時期は大きく異なっていたようですね。
1770年頃になって、パスタを絡めやすくするように3本歯や4本歯の製品がよくやく製造されるようになり、現代の形状に近付いていきました。

まとめ

銀食器の歴史は世界的に非常に古いものであることが確認されていますが、それに対しカトラリーの歴史は国によって大きく差があることがわかります。
それぞれの国で食文化の違いはありますが、銀食器は世界中で愛されていた食器だったことは間違いないでしょう。