アンティーク雑貨には、新しいものにはない歴史の深みを感じることができます。
アンティークの基準は一般的には製造から<100年以上経っているものをいわれますが、それだけの期間大切に扱われてきたものには、特別な人の優しさが詰まっているようにも感じます。
そんなアンティーク雑貨は世界中にたくさんの種類がありますが、西洋の代表的な雑貨にはどんな種類のものがあるのでしょうか。
アンティーク雑貨の中でも、イギリスやフランスなどの西洋雑貨は洗練されており、おしゃれなデザインは日本でも老若男女問わず幅広い人々から人気を得ています。
アンティーク雑貨には最新の雑貨にはない独自の魅力があります。
その雑貨がどんな時代にどのような使われ方をしてきたのかを想像して楽しむこともでき、雑貨を通してそういった歴史を感じることができるのです。
そして現代のような大量生産の製品とは違い、アンティーク雑貨は一つひとつに微妙な違いのある手作り感も味わえます。
一見同じように見えてもそれぞれに個性があり、世界に二つとない自分だけのオリジナル雑貨として強い愛着が湧くものです。
日常生活に一味違うアクセントを加えてくれるアイテムとして、インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
1930年代にイギリスでつくられたオイルランプは、アンティーク雑貨として現在でも人気があります。
当時は子供部屋でよく使われていたようで、倒れないようにオイルを入れる部分が重くなっているのが特徴的です。
当時流行だった淡いグリーン色の他に、ピンクやパープル、イエローなどポップな色が多いのも特徴です。
メダイとは英語でメダルという意味で、フランス各地の教会で販売されています。
人々が身につけていたことでつやが出ているものなど、個性的なメダイが現在でも残っています。
「ルルドの奇跡」「リジューの聖テレーズ」「聖リタ」などが有名なフランスメダイです。
ガラスボトルにも100年以上の歴史があり、イギリスでは特に貴重な薬品用の小さなビンは土から掘り出してまで探されているほど価値のあるものとして扱われています。
他にも牛の濃縮スープが入っていたものなどもあり、当時から様々な用途でガラスボトルが使われていたことがわかりますね。
100年以上の歴史があるだけに、どこか欠けていたり歪んでいたりすることが逆に個性として愛されています。
フランスのル・メール社製が有名なオペラグラスもアンティーク雑貨として人気があります。
当時は貴族などの高貴な人たちが劇場鑑賞用に使用していたといいます。
それだけに表面の素材はマザーオブパール製で、非常に美しく輝いていることが特徴的です。
当時のものでも望遠の調節レバーは装備しており、2〜3倍程度の倍率で使用できます。
フランス中部リモージュ周辺で製造が始まったことから「リモージュ焼き」と呼ばれるようになった磁器もアンティーク雑貨として人気です。
18世紀の初めころから製造されており、職人が一つひとつ手掛けた絵付けや蝶番金具は一見の価値ありです。
西洋のアンティーク雑貨にはすごく可愛いらしいデザインのものが多く、日本の女性から人気があることも理解できます。
100年以上という長い期間を経過していますが、その使用感が絶妙なアンティーク具合を醸し出しているのです。
アンティーク雑貨は大切に手入れをされてきたことが伝わるだけに、現在でもその人々の温もりが伝わってくるような感覚を味わえます。
これからアンティーク雑貨を手に入れる人たちには、また次の世代に引き継がれるように手入れを欠かさず大切に扱ってもらいたいですね。
ペルラお役立ち情報『西洋アンティーク雑貨について』に続いては、『ベルギーアンティーク家具について』をご覧下さい。