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スージークーパーについて

イギリスの陶器デザイナーに「スージー・クーパー」という人物がおり、そのスージー・クーパーがつくり出す作品は日本で非常に人気のある食器となっています。

スージークーパー英国陶器デザイナー

スージークーパー

日本人に好まれるスージー・クーパーのアンティーク製品には一体どのような魅力があるのでしょうか。

イギリスよりも日本で人気

カップ&ソーサーなどスージー・クーパーの食器は、実はイギリスよりも日本で人気が高まったという少し変わった歴史があります。
イギリスでのスージー・クーパー製品は量産品という位置付けで、ジャンク的な扱いが一般的だったといいます。
しかし女性に好まれるソフトな色使いや花柄中心の可愛らしいデザイン性が、日本人女性の心を射貫くことになりました。

スージー・クーパー製品は比較的安価に手に入れることができ、日常生活でも気軽に使用することができる「実用的なアンティーク食器」として日本で紹介されると、一気に人気が高まることになったのです。

大きく分けると3つの種類

スージー・クーパー製品は、大きく分けると年代別に3つの種類に分けることができます。
それぞれの時代によってデザインの特徴が異なるので、年代別にその特徴をご紹介します。

1922〜1929年の製品

まずは922〜1929年のグレイス窯時代です。
この時代のスージー・クーパーは、イギリスの陶器メーカーでペインターをしていました。
このころはコントラストの強い色彩で絵付けされた作品が特徴的で、力強い印象を受けます。
多くの人がイメージするスージー・クーパー作品とは異なるタイプの作品で、現在では入手困難となっているものも少なくありません。

1930年以降の製品

スージー・クーパーが独立した1930年以降の作品は、現在多くの人が抱くスージー・クーパー作品のイメージと合致するものとなります。
優しくやわらかな雰囲気を醸し出す日本人好みの作品です。
この時代の作品は手彩色ではなくプリントがほとんどを占めていたため、デザインの種類が豊富なことが特徴です。
このころの作品にはコレクターも多く、イギリスでもスージー・クーパーの作品が評価されるようになったこともあり、入手困難な作品が多くなっています。

<第二次世界大戦後の製品>

3つ目は第二次世界大戦後の製品となります。
この時代はハンドペイントが復活し、ボーンチャイナの採用が大きな特徴です。
アンティークと呼ぶには比較的新しい時代の作品となりますが、価格もお手頃で多くの人を魅了する作品が数多く存在します。
成熟したスージー・クーパーの集大成的な作品を楽しむならこの時代のものがおすすめです。

小花柄は貴重なデザイン

スージー・クーパー作品の中でも生産数が少なく、市場にほとんど出回っていないのが「小花柄のデザイン」の食器です。
1951年につくられたリースのような小花柄デザインの作品は、まさに幻の逸品といえます。
特にプランタン小花のレッド、ブラウンは希少性が高い作品です。

こういった希少性が高く人気も高い製品は、コレクターが手放さないのでなかなか市場で見つけることは難しいですが、もし見つけることができたなら即買いしても後悔しない作品だといえるでしょう。
日本でもスージー・クーパーのコレクターは多く競争率も高いだけに、もし見つけられたら本当に好運です。

まとめ

スージー・クーパーは先に日本でブレイクし、その後に本場のイギリスで人気が出るという逆輸入系のイレギュラーアンティーク作品だといえます。
欧米特有の刺激的なデザインではなく、優しく可愛らしいデザインが日本人に愛されることになった要因だと考えられます。
日本の製品にはない欧米特有のデザインも魅力的ではありますが、やはり日本人が潜在的に抱いている美学はスージー・クーパー作品のようなデザインなのでしょう。
特に1930年以降のスージー・クーパー作品はおすすめです。

Perlaアンティーク情報『スージークーパーについて』は以上になります。
続いては『西洋食器について』をご覧下さい。