カップ&ソーサーにケーキ皿をプラスした「トリオ」について — アンティークハウスペルラ コンテンツにスキップ
カップ&ソーサーにケーキ皿をプラスした「トリオ」について

カップ&ソーサーにさらにもう1枚、
ソーサーよりも一回り大きなプレートがセットに
なっているものを「トリオ」と呼びます。

実はこのトリオ、イギリスでは決して珍しいものではないのです。

今回はこのトリオに注目し、
紅茶の国イギリスのアフタヌーンティーとの関係にも迫ってみます。

イギリスではトリオが主流

イギリスでは19世紀後期のティーカップは、
そのほとんどがケーキ皿付きの3点セットでつくられていました。

カップだけを見てコーヒー用のように見えたとしても、
トリオであればティー用につくられたものだと判断することもできます。

イギリスではこの3点セットの「トリオ」が、
お茶をするときのスタンダードとなっているのです。

アフタヌーンティーとトリオの深い関係性

イギリス以外の国にももちろんトリオはありがありますが、
やはり紅茶の国イギリス製が圧倒的に多くつくられています。

これはアフタヌーンティーの習慣と関わりがあり、
紅茶を飲みながらパンや焼き菓子をゆっくりと楽しむには
カップ&ソーサーだけでは足りなかったところからきています。

ケーキスタンドのお菓子やケーキを取り分けるためのお皿、
そしてそれらにジャムやバターなどを塗るティーナイフは
イギリスのお茶のお時間には必要スタンダードなセットとなっているのです。

つまりトリオはアフタヌーンティーのセッティングに
ぴったりな3点セットということになります。

そのことを裏付けるかのように、
イギリスでアフタヌーンティーの習慣が始まった1840年頃から、
トリオはイギリスを中心に西洋全体へ広く普及することになった歴史が
あります。

アンティークのカップ&ソーサー
イギリス製 トリオ

アンティークティーカップを買う時に確認したいこと

アンティークカップを購入するときには
注意しなければならないことがあります。

ティーカップのほとんどをトリオとして販売しているメーカーも
あるくらいなので、19世紀後期以降のティーカップを
購入する際には、オリジナルがトリオなのかどうかを
確認した方が良いでしょう。

ティーカップ単体かと思っていたら、
実はトリオの中の1点だったということも十分に考えられます。

また、トリオではケーキ皿だけが欠けているものが多く
見受けられますが、こういった製品はアンティークとしての
価値が下がるので、購入の際にはよく確認するようにしましょう。

「マイガーデン」は貴重

イギリスのメーカーがつくるティーカップは
そのほとんどがトリオなのが現実で、
カップ&ソーサーだけで売っているものは欠品と
考えることが一般的となっています。

美しいデザインのトリオ製品は
イギリスでも人気の高いコレクターアイテムとなっており、
特に田園風景が描かれた「マイガーデン」という種類は
非常に貴重なものとなります。

マイガーデンのみを探してアンティークショップを
巡っているような熱心なコレクターもいるくらいです。

ごく稀に特注品と思われる、
既製品としては存在しないはずのパターンに出会うこともありますが、
こちらも非常に貴重なものとなるので出会うことができれば幸運でしょう。

まとめ

トリオはイギリスのアフタヌーンティーと深い関係があり、
その歴史も古いことがわかります。

そのため圧倒的にイギリス製の製品が多く出回っていますが、
逆に他国の製品のみを集めるコレクターも存在します。

トリオは3点セットなので、お目当ての製品が3点とも
すべて完璧な状態を維持しているものを見つけるのは
大変かもしれませんが、出回っている数が
非常に多いので状態が良いもの自体は割と簡単に見つけられるでしょう。

もし状態の良い「マイガーデン」に出会うことができたら、
無条件に即買いしてもいいくらいの価値があるので、
注意深く探してみることをおすすめします。

Perlaアンティーク情報『カップ&ソーサーにケーキ皿をプラスした「トリオ」について』は以上です


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