本場ヨーロッパより直接買い付けした福岡のイギリスアンティーク家具専門店Perla
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ヴィクトリア様式のアンティークには歴史の魅力が詰まっている

イギリスの現女王・エリザベス2世の高祖母であり、栄華を極めた“大英帝国”の象徴、ヴィクトリア。
夫アルバートの死後、あまりの悲しみから常に喪服姿でいるようになったという逸話で有名な彼女は、“ヴィクトリア様式”と呼ばれる美しい芸術を世に遺した存在でもあります。
18世紀から19世紀のイギリスではこの建築様式を用いた建物や家具が多く取り入れられ、人々の生活を彩りました。

それまでのゴシック様式やロココの様相を混ぜ合わせ、より女性的な繊細さを付け加えて生み出されたヴィクトリア様式は、今もなお人々の心を掴んで離しません。
イギリスにおける代表的な建築様式“ヴィクトリア様式”は、一体どのような過程を経て生まれたのでしょうか?

今回は、彼女の治世下で発展したヴィクトリア様式の魅力を、歴史の話に触れながらご紹介していきたいと思います。

ヴィクトリア様式が広まった理由

イギリス最盛期を統治したヴィクトリア女王の時代は、あらゆる物づくりの技術が進んだ時代として知られています。
“産業革命”と聞けば、学校の教科書を思い出す方も多いかもしれませんね。
それまで完全手作りの一点ものだった洋服や家具などが、機械の導入により沢山作り出せるようになったのです。

その分粗悪品も大量に出回ることになりましたし、アンティーク収集家には頭痛の種となる“贋作”が簡単に作れるようになったりもしたのですが、それもまた歴史の通過点。
結果的にこの産業革命によってそれまで高価だったおしゃれな家具も一般の人が買い求めやすくなり、ヴィクトリア様式は広く親しまれるに至ります。

アンティーク好きにはたまらない?ヴィクトリア様式の特徴

より多くの人に広まり、好まれたヴィクトリア様式は、好まれるに足る魅力を備えていました。
それまで古式のもので堅苦しい、直線的で面白みがないと散々に飽きられていたゴシック様式。
これに取って代わる形で流行していたロココの、曲線的でのびのびとした様相。
これら古きも新しきも雑多に取り入れながら絶妙に共存させたのが、ヴィクトリア様式の大きな特徴です。

格式ばった印象の強いイギリスですが、その柔軟な発想で各地の文化をものにしていたようですね。
植物を模し、曲線を描くように彫りこまれた木枠。しなやかな猫足。しかし甘くなりすぎず、程よい直線を保った佇まい。
後期のヴィクトリア様式を取り入れた家具は特に、現代人にも親しみやすいシンプルさとしなやかさを併せ持つ“大人アンティーク”が多いようです。

反対に初期のヴィクトリア様式はより装飾が多く、華美なデザインが多い印象。
実際生活空間に置いて使用していくうちに、徐々に機能性を重視していったことが伺えます。
皆さんはどちらのデザインがお好みですか?

使い込まれたアンティークが醸し出す落ち着いた雰囲気

新品の家具には決して出せない使用感を持っているのがアンティークの良いところであり、独特の温かみを放つ理由なのだと筆者は考えます。
特にキャビネット、ソファ、チェストなどに用いられる木材は、使い込まれた物ほど自然な傷や艶が生まれて、それがまた味となって温かな雰囲気を作り出すのです。
最近ではわざと傷を作ったり、ヤスリで削ったりして自作のアンティーク風家具を作成する方も増えており、アンティークの良さが広まりを見せているように思います。

イギリス ヴィクトリア女王

アンティーク家具の魅力は、今や新品を人為的に傷つけてアンティーク“風”に見せる労力を割かせるほど強烈なものなのです。
アンティークに囲まれた生活をしたいと願う人が、今日もどこかでアンティークショップを眺め、当時の人々の暮らしを思い浮かべながら、わくわくした表情でそれらを購入していくのでしょう。

そうして移り行く持ち主がまた、アンティークに新たな歴史を付け足していくのですね。
ひとつひとつのアンティークに付いた経年の跡が、まるでひとつの物語を紡いでいるようでわくわくさせてくれます。