アンティークなお部屋に憧れはじめたら~家具の選び方・シャビーシック編~ — アンティークハウスペルラ コンテンツにスキップ
アンティークなお部屋に憧れはじめたら~家具の選び方・シャビーシック編~


こんにちは。
福岡県糸島市で営業の
アンティークハウスぺルラ。
店長の畑でございます。

今回は「シャビーシック」について。
もうすっかり定着したと言える
人気のインテリアテーマです。

名前も聞いたことない、という方や
名前は耳にしたことがあるけどどういった物なの?
なんて方のご参考程度になれば幸いです。

シャビーシックなインテリアを目指す際の
家具の選び方にも触れますので、知ってるよ、という方も
最後まで読んでいただけると嬉しいです。


シャビーシックとは?

まずはシャビーシックとはどのようなものかを
ご紹介していきます。

シャビーシックは1989年にまで遡り、
イギリス人のデザイナー、
Rachel Ashwell (レイチェル・アシュウェル)が
アメリカにて開いた店内がその原型とされています。

シャビー(shabby)は古めかしいさまを、
シック(chic)は上品で落ち着いているさまを
それぞれ表現した言葉です。

つまりシャビーシックなインテリアとは、
使用感のある古い家具で上品な室内を作り出すということ。

イメージカラーは白で統一することがほとんどとされ、
アクセントカラーに淡い色を付け足す方もいらっしゃるようです。

実際にシャビーシックなインテリアを
形作る際の一例を見ていきます。


雰囲気作りの下準備

アンティークなお部屋

白で統一することがシャビーシックの条件ではありますが、
何も床や壁まで変更することはありません。

もし皆さんのお部屋が白い壁紙で床板という
一般的な洋室の様相を呈していたならば、
あとはそこに白を基調としたアンティークを配置するだけ。

白い家具を引き立てる床板の木の色が
美しい差し色となってくれることでしょう。

しかしながら「床と壁からこだわりたい!」という
“やるならば徹底的に”派の方もいらっしゃるかと思います。

そんな方におすすめするのは、
“白い腰壁で壁にアクセントを付ける”
“壁面に白いレンガや木目調の壁紙を貼ってしまう”
などの方法です。

「ちょっとしたリフォームなら自分でDIY出来るよ!」
という方ならば、
恐らく壁紙を貼ることも造作ないことかと思います。

最近では壁紙の上から貼れて、
その上綺麗に剥がせる壁紙、というものも
多く販売されるようになりましたから、
賃貸在住の方でも好みのインテリアテーマが
実現しやすくなっています。

家具の選び方

次に家具の選び方です。
白に統一するとはご紹介しましたが、
ところどころにアクセントを加える方が
生活感もあって良い雰囲気になる場合も多いです。

例えば…
〇棚に並べ置くバスケットは淡い有色のものを
〇観葉植物をテーブルの上に置いて自然を取り入れる
〇チェストの上などには白いレースのドイリー(敷物)を
〇壁も床も白い場合はチェアなどにも差し色を

など考えてバランスをうまく取ってあげると
自然でオリジナリティのある空間が作れます。

いくら白がシャビーシックの基本色だからと言って、
全てを白に染めてしまうだけでは
病院を連想させるような
冷たい雰囲気になってしまう事があります。

なので、白+他の1色、という
アクセントカラーを用いることを念頭に置いておくと、
自分の好きな色が適度に散りばめられた、
ほど良くシャビーで居心地の良い空間が出来上がるはずです。

例えば、購入したチェアが白色だった場合、
配置するテーブルには自分の好みの色を取り入れてみるですとか。

アンティークテーブル

「今持っているテーブルが気に入っているけれど、
シャビーシックなインテリアには合わないしなあ」
とお考えの方なら、
大きめの白いテーブルクロスで
そのテーブルを白いものにしてしまうですとか。

既に持っている家具でも
一手間加えるだけでシャビーシックな空間に合う
パーツとして機能してくれる場合があります。

また、真っ白な空間のアクセントに、
小規模な色有のアンティーク家具を用いても、
柔らかい雰囲気が出ておすすめです。

それから余裕があれば部屋の出入り口、
ドアの色にも気を遣うと、
より良いフロアが出来上がることでしょう。

ガラスドアdr1021
ガラスドアdr1021


こちらに白色を使うもよいですし、
アクセントカラーを使うもよいですね。

シャビーシックは白で統一されたインテリア。
簡単だと思われがちですが、
単色であるからこそアクセントの
匙加減が分からなくなるものなんですよね。

白はあくまでも基調。
うまくいかないなと思ったらそんな風に
意識してちょっとずつ変えていくと
お気に入りのバランスになりやすいと思います。

あれこれ考えながら自分だけの
シャビーシックな空間を楽しんでくださいね。

それでは今回はこの辺で。



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